このブログでは、身の回りのちょっとした疑問をできるだけ簡単に、科学を交えて解説していきます。
- 「そうだったんだー!」とワクワクする♪
- 身近な現象に対して、見る目が変わる♪
- 明日クラスの人気者になる♪
- 子どもの「なんで?なんで?」攻撃に対するパパ・ママの防御力が上がる♪
- 親子でコミュニケーションをとる話題作りになる♪
ドライアイスで遊ぶの楽しい!でもなんで煙がでるの?
こんにちは。たんぬ研究員です。
ドライアイスの実験は、やったことがありますか?
ドライアイスを水の中に入れると冷たい煙がもくもく出てきて楽しいアレです!
うちの娘(2歳5ヶ月)にはまだ見せたことがありませんが、反応が気になるので今度ドライアイスをゲットしたらやってみようかなと思っています。あ、反応みてから書けばよかったな(笑)
さて、楽しいドライアイス遊びですが、「なんで煙がでるの?火はないのに!」という疑問が出てきますよね。
ずばり!ひとこと回答は…
「これは、湯気だよ!普段は見えない、空気の中の水が見えてるんだよ!」
湯気?お風呂からもくもく出ている、あれ?なんとなく、わかったような、わからないような。。。
正体は空気中に含まれる水蒸気
水蒸気とは、水の気体です。ふつう水蒸気は目には見えません。見えなくても、空気中には水蒸気が含まれているということをまず頭において、イメージしてみてください♪
ドライアイスの湯気を考えてみよう
ドライアイスは二酸化炭素の固体です。普通とちょっと違うのは、固体→気体に一気に変化するところ。(昇華といいます)
二酸化炭素の固体は空気中に置いたり、水の中に入れると、温められて、一気に気体に変わり空気中に舞い上がります。このとき、二酸化炭素の気体は見えませんが、とても冷たいので、空気中に含まれる水蒸気を冷やして水滴にしてしまうのです。その水滴の集まりが白いもやもや(湯気)として私たちの目に見えています。二酸化炭素の気体が白いわけじゃなかったんですね!
じゃあ、お風呂の湯気はなに?
では、お風呂の湯気も想像してみましょう。お風呂で温められた水は水蒸気となって空気中に舞い上がっています。水蒸気は目には見えないといいましたが、周りの空気が冷たいと、舞い上がった水蒸気が冷やされて、小さな水滴にかわり湯気として見えます。
ドライアイスの場合も、お風呂の場合も、どちらも水蒸気が冷やされて、水滴の集まりが見えているというところでは、一緒のものだったんですね。
遊ぶときは注意しよう
ママの味方、コープやヨシケイなど宅配の食材を頼むと、高い確率でドライアイスがついてきますので、白いもやもやの実験をやってみたい!となるでしょう。ドライアイスを水に入れると、一気に白いもやもやが出てくるのでとても感動的です。上で説明したように、白いもやもやは二酸化炭素ではありませんが、周りには見えない二酸化炭素の気体が充満することに変わりはありませんので、遊ぶときは換気に注意して、念のため密室では行わないようにしましょう。
いかがでしたか?
大人達にとっては当たり前となってしまった身の回りの現象も、「なんで?」「どうして?」と、子ども達は興味津々。
このブログが親子のコミュニケーションツールになると嬉しいです。
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