リモコンはどうやってテレビに命令しているの?

なんでだろう?ブログ

このブログでは、身の回りのちょっとした疑問をできるだけ簡単に、科学を交えて解説していきます。

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リモコンはどうやってテレビに命令しているの?

こんにちは!たんぬです。残暑厳しいですが、いかがお過ごしでしょうか?自粛自粛で引きこもった夏、我が家で大活躍したのはテレビ!!!(完全テレビ育児…よくないのはわかっていますが( ノД`))
娘(2歳6か月)は、「黒いビドコン(リモコン)はい、どーぞ!ピッして!」と常にリモコンをもってきてテレビをつけるように訴えてきます。たまに隠すんですけどね…「黒いビドコン、ないねぇ」ときょろきょろ。

さて、2歳娘も知っている、”リモコンをテレビに向ければ、テレビは私達の言うことを聞く!”という事実。Eテレをつけてくれ!という気持ちを込めてあるボタンを押すと、ちゃんとEテレが写る。
リモコンはどうやってテレビに命令しているのでしょうか?

その答えは…「みえない光」です。

みえない光をピカピカさせてつたえる

みえない光とは

人間の目にはみえませんが、リモコンからは光がでています。リモコンの先っぽを見てみてください。電球のようなものがついていたり、半透明になっていたりしていませんか?

ここから、テレビに向かって光が出ていきます。テレビ側にもひかりを受け取るための部分がついていますので探してみましょう♪


普段はあまり気にしていませんが、光には人間に「みえる光(可視光線)」と「みえない光(不可視光線)」があります。これは、光の波の長さで分けられるのですが、ちょっと難しいことは置いておいて。ここではリモコンは「みえない光」代表の”赤外線”が使われています

たんぬ
たんぬ

リモコンからはみえない光”赤外線”が出てるんだね

光でどうやって伝えるのか

リモコンからテレビへ、みえない光”赤外線”が飛んでいることはわかりました。が!光でどうやって、「電源つけて」とか「Eテレにして」とか「音小さくして」とか、やりたいことを伝えるのでしょうか?実は、光をピカピカ(点滅)させて、その光の組み合わせパターンで何をしてください、と指示を送っているのです。

たとえば…

娘

ビドコン、ぽちっ

リモコンさん
リモコンさん

ピカッ ピカーッ ピカピカツ

(訳)テレビさん!画面をつけて

テレビさん
テレビさん

・・・・・

(了解)

娘

おかあさんといっしょ、みるーっ ぽちっ

リモコンさん
リモコンさん

ピカーッ ピカーッ  ピピピピピ

(訳)テレビさん!Eテレにして

テレビさん
テレビさん

・・・・・

(了解)

こんなやり取りがされてるんですね。目に見えないので、不思議なかんじです。
※本物のパターンではありません。あくまでイメージです。

別の部屋からリモコン操作はできるのか?

テレビとは違う部屋や、テレビとの間になにかモノがある状態で、操作してみると、テレビは思い通りに動いてくれません。このことからも、リモコンから出た光が、テレビにちゃんと届く必要があるといえます。
ただ、光の特徴である反射を使えばうまく光を送り届けることができるかもしれません!別の部屋などとテレビの間に鏡を何枚か置いて、リモコン操作できるか?なんて実験も楽しそうですね。(小学生くらいの自由研究にどうかなー?)

いかがでしたか?
大人達にとっては当たり前となってしまった身の回りの現象も、「なんで?」「どうして?」と、子ども達は興味津々。
このブログが親子のコミュニケーションツールになると嬉しいです。

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