お風呂のしゅわしゅわ!何のためにいれるの?

なんでだろう?ブログ

このブログでは、身の回りのちょっとした疑問をできるだけ簡単に、科学を交えて解説していきます。

  • 「そうだったんだー!」とワクワクする♪
  • 身近な現象に対して、見る目が変わる♪
  • 明日クラスの人気者になる♪
  • 子どもの「なんで?なんで?」攻撃に対するパパ・ママの防御力が上がる♪
  • 親子でコミュニケーションをとる話題作りになる♪

 

お風呂のしゅわしゅわ!何のためにいれるの?

こんにちは。研究員のたんぬです。
暑い日が続くと、ついついシャワーだけで済ませてしまいますが、お風呂が大好き(いや、水遊びが大好き)の娘さん。
「あおい しゅわしゅわ!いーれーるーよー!」(2歳6か月)
と、青色の入浴剤をおねだり。泡がぶくぶくしている様子に目を輝かせています。

「しゅわしゅわー!何のためにいれるの?」

たんぬ
たんぬ

「しゅわしゅわが身体の疲れを取ってくれるんだよ!」

入浴剤の効能は色々ありますが、特にしゅわしゅわなる炭酸入浴剤には以下のような効果があり、身体の疲れを取ってくれます。これは一般的に知られていますね。

  • 疲労回復
  • 肩こり、腰痛の緩和
  • 冷え性

では、どうして身体の疲れがとれるのでしょうか?

しゅわしゅわ(炭酸ガス)は血行促進効果がある

しゅわしゅわの正体は炭酸ガス(二酸化炭素)です。お湯に溶けた二酸化炭素は、皮膚から体内にしみこみます。体内の二酸化炭素が増えると、体は酸素が足りない!と認識し、血液を多量に循環させようと血管を広げます。これにより血の巡りが良くなり、疲れが取れるのにつながるというわけです。

ちなみに、身体に入った炭酸ガスは最終的に呼吸で外に出ていくので、身体に害をもたらすことはありませんのでご安心ください。

しゅわしゅわが無くなっても効果あるの?

目に見えて楽しいしゅわしゅわですが、しばらくすると全部溶けてしまってすぐ終わってしまいます。しゅわしゅわが出なくなったら効果は減ってしまうのでしょうか?

実は、しゅわしゅわが溶けてしまった後のほうが効果があるのです!!あの泡を体に当てるとなんだか効きそうな気がしますが、それは楽しい&気持ちいいだけで(笑)お湯に溶けた二酸化炭素(みえない)が皮膚から吸収されるのであって、泡からは直接吸収されません。

しゅわしゅわお風呂の入り方のコツ!

①ぬるめのお湯がいい♪…二酸化炭素は温度が高いと溶けにくいため、ぬるめの37~38℃のお湯がおすすめです。
②溶かしてから2時間以内に入る♪…お湯の中の二酸化炭素は溶かしてから1~2時間は持続するそうです。
③できるだけ高濃度のものを♪…血行促進効果は二酸化炭素濃度が高濃度であるほど効果が高いと言われています。

たんぬ
たんぬ

温泉など温浴施設ではたまに「高濃度炭酸泉」というものを見かけます。

炭酸入浴剤に比べて10倍以上の二酸化炭素が含まれていてとても血行促進効果が高いです!

そしてぬるめのお湯なので、熱いお湯が苦手な私は大好きです。

今度見つけたら、是非ゆっくりと入ってみてください。

いかがでしたか?
大人達にとっては当たり前となってしまった身の回りの現象も、「なんで?」「どうして?」と、子ども達は興味津々。
このブログが親子のコミュニケーションツールになると嬉しいです。

もし、「これも知りたい!」という疑問があれば、ぜひお問い合わせフォームから質問してくださいね!

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