このブログでは、身の回りのちょっとした疑問をできるだけ簡単に、科学を交えて解説していきます。
- 「そうだったんだー!」とワクワクする♪
- 身近な現象に対して、見る目が変わる♪
- 明日クラスの人気者になる♪
- 子どもの「なんで?なんで?」攻撃に対するパパ・ママの防御力が上がる♪
- 親子でコミュニケーションをとる話題作りになる♪
電子レンジはどうやってモノを温めてるの?
こんにちは!
今日は、ほとんどの人が毎日1度は触るだろう「電子レンジ」についてです。
電子レンジに、食べ物を入れてチン♪(最近はピピピだけど…)とすると、ホカホカに温まって出てきます。
でも、どんなに見てみても火も無いし…電子レンジはどうやって食べ物を温めているのでしょうか?
主役は水分と電波
電子レンジで食べ物が温まるのは、「水分」と「電波」が関係しています。
食べ物の中には「水分」が含まれています。
水分は、小さな粒で食べ物の中に存在していて、それ自体は電気を持っているわけではないのですが、すっごく細かくみると、プラスの部分とマイナスの部分に分かれています。
濡れていないと感じても、多くの食べ物には「水分」が含まれているよ。
一方、電子レンジからは、「電波」が出ています。
「電波」が食べ物の中の「水分」にあたると、「水分」のプラスとマイナスの部分に力が加わり、水分がブルブルと振動します。
「水分」がブルブルと激しく振動し、隣とぶつかったり、こすれ合ったりして、熱が発生するのです。
何回くらい振動するのかというと…1秒間に24億回!!
想像つきませんね。。。
お皿は熱くならない!?
肉まんをお皿に入れて、チン♪した時のことを想像してみましょう。
ホカホカの肉まんが出来上がったのに、お皿は全然熱くない!?ということ、あるのではないでしょうか。
上で説明したように、モノが温まるには「水分」が必要です。
お皿には水分が無く、プラスとマイナスの偏りもないため、温まりません。
※載せた食べ物が熱くなって、お皿も熱くなることはもちろんあります!
電子レンジを使うときの注意
卵
生卵を電子レンジに入れるのはNGです!
中の水分が一気に水蒸気になって外に出たがるのに、殻があるから出られない…ドカーン!と爆発してしまうからです。
ドロドロした液体
あんかけなどドロドロした液体も、あまり温めすぎないほうがいいです。
温まった水分がうまく混ざらずに突然沸騰して爆発してしまうかもしれないです。
金属
金属を入れると、電子レンジの「電波」が金属にあたって稲妻が走ります。
火花も出てとても危険です!
アルミホイルは電子レンジには入れない事、金色や銀色のかざりがついた食器も使わないようにしましょう。
いかがでしたか?
大人達にとっては当たり前となってしまった身の回りの現象も、「なんで?」「どうして?」と、子ども達は興味津々。
このブログが親子のコミュニケーションツールになると嬉しいです。
もし、「これも知りたい!」という疑問があれば、ぜひお問い合わせフォームから質問してくださいね!